全国建設・関連部会第4回建築設計交流集会in京都開催
建交労全国建設・関連部会は、設計事務所で働く建築士の適正な業務報酬及や適正な労働時間の実現を目指し、第4回建築設計交流集会in京都を開催しました。初日は、建交労の仲間も多く加盟する新建築家技術者集団京都支部(新建)が京都民報に連載した20の作品について、改めて紹介と総評を行う「住まいと暮らしのかたち」総集編と題した講演会に参加させて頂きました。築百年の京町屋を改修した住宅や、異世代がホームシェアするソリデール事業等が紹介され、京都の美しい街並みを守りながら施主の生き方や要望に丁寧に応える建築士が、設計業務を通じて地域にとっても地球環境にとっても、豊かさの実現のために大きな役割を担っていることがよくわかりました。2日目は、各職場からの報告や、国土交通労組笛田副執行委員長が能登半島地震の復興状況について国や制度の問題点について報告、建設政策研究所市村専務理事が建築士の労働実態について5年間の統計を元に解説されました。公共工事を大型開発から福祉施設や防災減災のための予算にシフトすること、そして建築士の適正な報酬実現など、共通する課題をみんなで力を合わせて一緒に取組んでいきたいと思います。