第96回中央メーデー・三多摩メーデー開催
2025年5月1日、代々木公園B地区にて第96回中央メーデーが14,000名の参加で開かれました。建交労からの参加は63名、三多摩メーデーには27名でした。9:30文化行事がスタート。メーデー歌のコーラス、朝鮮の民族歌謡やおどりが披露されました。10:00式典が始まり、議長に矢吹義則東京地評議長と信川幸之助全農協労連委員長が選出されました。主催者を代表して秋山正臣全労連議長があいさつ。25春闘では5割がストライキを構え昨年を上回る回答を引き出している。運動で大幅賃上げの世論を作ってきた。しかし、物価の高騰が暮らしに大きな影響を与えており、農政の転換が必要だ。大軍拡は許してはならないと訴えました。日比谷メーデー実行委員会代表幹事の関口広行さんから、連帯のあいさつが続きました。激励のあいさつとして日本共産党委員長の田村智子さんは、昨年の2.5倍のストライキを構えて昨年を上回る回答を引き出しているが、物価に追いついていない。自公政権の無為無策によるものだ。今こそ政治を変えるたたかいをと呼びかけました。続いて伊藤和子弁護士は、ジャニーズ・フジテレビ問題など人権への取り組みが不誠実であり、国際基準による立法が必要だ。今でもガザでは被害が続いている。戦争は最大の人権侵害だ。平和憲法をもつ国としてがんばろうと訴えました。メッセージの紹介、都教組、アルファベット・ユニオン、東京土建から決意表明があり、その後メーデー宣言が提案されました。2025年は戦後・被ばく80年、男女雇用機会均等法制定40年、阪神・淡路大震災から30年と、平和、人権、いのちと暮らしを見つめ直す大きな節目にあるとして、8兆円もの軍事費、日米の軍事一体化、男女の賃金格差を指摘し、政府の進める労働時間の適用除外を批判しました。27年ぶりの高額賃上げは、デフレ脱却には個人消費増と賃上げが必要、内部留保を賃上げに回せと発信して世論を作ってきたからだ。25春闘を最後までたたかおうと呼びかけました。満場の拍手で採択された後、3コースに分かれてデモ行進し、第96回メーデーは大きく成功しました。