防災地下神殿(首都圏外郭放水路)見学ツアー開催
東京建設・関連部会は、建築設計支部の仲間の発案でレクレーション企画「防災地下神殿(首都圏外郭放水路)見学ツアー」を開催しました。5月31日(土)の当日、雨模様で開催が心配されましたが、非組合員の方も含め14名が参加しました。首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川が洪水となった時、洪水の一部を江戸川へと流すことが目的の施設です。各河川から洪水を取り入れる「流入施設」と「立坑」、洪水を流す地下河川の「トンネル」、そして地下空間で水の勢いを弱め、スムーズな流れを確保する「調圧水槽」、さらに地下から洪水を排水する「排水機場」などで構成されています。この度見学した埼玉県春日部市の防災地下神殿は「調圧水槽」に該当します。団体は20名から事前予約できますが、20名を下回っても20名分の参加費(一人1,000円)を支払えば開催されます。
地下22mに続く約100段の階段を降りると、長さ177m、幅78m、高さ18mの巨大な空間が広がります。「一度見てみたかった」という参加者の期待を上回る「神殿」の名に相応しい圧巻の迫力と美しさでした。見学会後、大宮駅前で昼食をとりながら交流しました。楽しい組合活動を目指して、また新しいレクレーションを企画したいと思います。