6月5日(水)世界環境デー 関東支部・鉄道東京環境アクセス分会・事業団高齢者部会 赤羽駅前宣伝
6月5日(水)世界環境デーに合わせて、清掃業務に関わる関東支部・鉄道東京環境アクセス分会・事業団高齢者部会は赤羽駅前で労働実態の紹介や組合加盟を呼びかける宣伝行動を開催し各組織の代表が力強く発言しました。関東支部は「ゴミ収集、清掃業務が都から各区に移管され、作業員の民間移行が進み、区によっては6~7割が民間に丸投げされている。仕事量・労働時間が増え、正規社員は減り、夏場の暑い時に休憩時間も少なく、長時間労働で年収300万円に満たない労働者もいます。人手不足が進み、収集作業員の若年層の定着率が低く深刻です。25春闘では大手を中心に賃上げ5.58%と2年連続の高水準となりましたが、清掃業界の賃金は上がっていません。労働組合運動で、賃金・労働条件を改善し、中小企業との『共存・共闘』をかかげ大企業の下請けいじめや単価たたきをなくす共同の運動をぜひ一緒にすすめましょう。」と実態を報告しました。鉄道の仲間は、JR東日本で働く清掃会社、東日本環境アクセスの状況について報告しました。「駅のホーム、通路、トイレ、ゴミ集約、エレベーター清掃など駅の衛生環境を保持している会社で、首都圏を中心に全体で約3000名の従業員のうち約2000名が非正規のパートや契約社員です。正社員には定期昇給、家族手当、住宅手当、退職金がありますが、パートや契約社員には、同じようにフルタイムで働いているにもかかわらず、それらはありません。以前、私たちは『トイレ清掃手当てに差があることは同一労働同一賃金の観点からおかしい』として、支給額を同じにするように申し入れを行いましたが、会社はそれを逆手に取り、手当そのものを廃止しました。その後大きな改善は無く、引き続き交渉が必要です。」と報告しました。高齢者の仲間は「私達は、都立公園・区立公園・道路の清掃を行うおおむね60歳以上の高齢者で構成されています。公園や道路を気持ちよく利用出来るよう誇りを持って働いています。仕事の多くは公共事業のため、競争入札にさらされています。毎年、受注の不安を抱えながら一生懸命働いています。体の動きも悪くなっているかもしれませんが、高齢者の仕事確保のためにも頑張っています。東京都や市区町村など自治体に対し安定した仕事を発注するようはたらきかけもしています。是非応援してください。」とよびかけました。